古いノートPCにWindows Server 2008インストール

2004年に発売されたLaVie RXシリーズのLR500/9Dという機種に
Windows Server 2008 Standard Editionをインストールしている。
きっかけは、このノートPCの液晶パネルを割ってしまい、
持ち運ばなくなったためサーバにしてしまおうと思ったことと、
Microsoftが高校生以上の学生に無料でWindows Serverを配布していることだ。



ノートPCのスペック

ノートPCのスペックは以下のページによると、次の通りである。
http://121ware.com/psp/PA121/NECS_SUPPORT_SITE/CRM/s/WEBLIB_NECS_PRO.PRODUCT_ID.FieldFormula.IScript_Product_Spec_Details?prodId=PC-LR5009D

CPU: PentiumM 1.5GHz (Baniasコア)
メモリ: 512MB (標準256MB+拡張256MB)
ディスプレイ: 14.1inch SXGA+(1400x1050) 4:3
ビデオカード: ATI Mobility Radeon 9600 64MB

液晶を割ってしまったのはとてももったいなかった。
現在は交換できるかどうか、調査中である。



Microsoft、学生向けソフトウェア無料配布の取り組み

大学生ならば\1,470で国際学生証を作りDreamSparkのサイトに登録すると、
VisualStudioのProfessional版、Windows Server、Xbox360のゲームが作成できるツールキット?が無料でダウンロードできる。
無料でサーバを構築できるLinuxは確かにすばらしいが、
無料でWindowsサーバを構築できる機会は業務でもない限りないだろう。
私は研究室でどちらも(単純な)インストールをした経験があるため、
自宅にも導入しようと考えた次第である。

ちなみに、
WindowsServer2008はVistaベースのOS,
WindowsServer2003はXPベースのOSであり、
どちらもワークステーション化すればクライアントPCとしてそれなりに使えるので、
\1,470で普段使いのWindowsが買えるというのは大変魅力的ではないだろうか。
今回はサーバとして使う予定なので、クライアント目的で使う方は
「Windows Server 2008 Workstation Converter」とでもググってください。
ただし、私はWorkstation化について全く無知なので自己責任で試して欲しい。



本題のWindowsServer2008のインストール

今回のWindowsServer2008をインストールするノートPCはWindowsXP SP1がインストールされていたモデルであり、
Vista用ドライバはメーカサイトから提供されていない。
そしてメーカサイトから入手できないXP用ドライバも存在する。
大変厄介な問題であったが、大体はXP用ドライバを入手して
WindowsServer2008でドライバインストールすることで最悪の事態は回避できたと思われる。

具体的には

  • 内臓LAN、無線LANが使えない
  • Radeonドライバがインストールできない

という問題は回避できたが、

  • LaVie RX LR500独自のワンタッチキーボードのドライバ
  • 同じくタッチパッドのドライバ

は今のところインストールできないでおり、
OS付属の標準ドライバで動かしている。


このなかで特にRadeonのドライバのインストールが最も難航した。
NECのサイトでダウンロードできるXPドライバでは問題が起こる。
AMD(旧ATIの買収元)のサイトにはMobility Radeon 9600用のドライバがない。
あきらめかけたのだが、以下のサイトにある古いRadeonドライバをインストールしてみると何とか動作した。

(追記)

たいていのドライバは
http://lr500mania.blog42.fc2.com/
のとおりに、XPがインストールされたLaVie本体から
ソフトウェアとドライバを引っこ抜いてこればいい。
VistaカーネルでもXPのドライバを使えるのはうれしい。

しかし、Videoカードはそうはいかなかった。
私は、
http://nodevice.com/driver/company/ATI/Video_Card/page4.html
という初めて訪れたサイトから落としたドライバを使った。
正直なところをいえば不安定そうで不安だ。